バフ・デバフの重複について
バフ・デバフの重複について
バフ・デバフは重複する?
- 累積スキルを除き、同じ名称のスキルは重複しない
たとえば、ヘレナのダークエネルギー(物理耐性-15%)は3ターン効果が継続しますが、2度同じスキルを使っても、継続ターン数が上書きされるにとどまり、物理耐性ダウンの効果は15%のままです。また、トームとクートのVC斬撃防御(斬耐性+20%)も、2つ効果を発揮しているように表示されますが、効果は重複しません。
- スキルの名称が違えば、同効果のスキルは重複する
たとえば、ヘレナのダークエネルギー(物理耐性-15%)とギルドナのディストーション(物理耐性-20%)は、重複します。
ここで注意すべきは、別名スキルでバフ・デバフの重複をねらう場合、効果がそのまま加算されるわけではないことです。
- 重複には、逓減ルールがある
スキルの説明文に記載の効果量(%)をここでは「記載%」と呼ぶこととします。
スキル重複で得られる効果量は、下記(i)~(N)の和です。
1.最上効果のスキルの記載%×100%...(i)
2.(i)×2番目に高効果のスキルの記載%...(ii)
3.(ii)×3番目に高効果のスキルの記載%...(iii)
N....(N)
例1)バフスキルの例
上記のバフをかけた場合
- もっとも効果の高い「生命の炎」30%はそのまま(i=30%)
- (30%)を、効果2番手の「ガーディアンソウル」で、20%強化(ii=6%)
- (6%)を、「バーニングシールド」で、15%強化(iii=0.9%)
合計で、物理耐性36.9%軽減となります。
ここから分かることは、次のとおりです。
・バフの記載%が高いほど重複による逓減量を抑える
・バフの記載%が低いほど重複による効果が薄くなる
- バフ・デバフの分類に応じて、逓減ルールが適用される
(デ)バフの分類は、物理耐性、属性耐性、腕力、知性、速度からなり、同分類のスキルにそれぞれ独立して逓減ルールが適用されます。
また、物理耐性と属性耐性には、さらに小分類が用意されているので、下表で示します。
分類 小分類 物理耐性 物理耐性・攻撃手段(斬・打・突)耐性 属性耐性 全属性耐性・強化属性(火水風地)耐性 なお、物理耐性と属性耐性の各分類をまとめて「耐性バフ(デバフ)」、腕力と知性をまとめて「ステータスバフ(デバフ)」と呼んでいます。
- 「物理耐性の効果量」と「属性耐性の効果量」は単純に合算される
例2)下記4つのバフをかけます。
物理耐性 属性耐性 物理耐性+30% 全属性耐性+50% 斬耐性+20% 火属性耐性+50% この場合、モンスターの攻撃の種類に応じた耐性バフの効果量は次のとおりです。
攻撃の種類 重複効果量 火属性・物理・打攻撃 105% 火属性・魔法攻撃 75% 風属性・物理・斬攻撃 86% 風属性・魔法攻撃 50%
このように、強化属性の付された物理攻撃については、「物理耐性の効果量」と「属性耐性の効果量」が単純合算されることで、効果量が100%以上となり、ダメージ0の実現が可能です。
一方、物理耐性の魔法版に相当する分類のスキルがないこともあり、魔法攻撃のダメージ0は現状実現しません。
効果量が100%となっても、必ずしもダメージが0になるわけではありません。ヒクイドリ戦での実例にも出ていますが、ダメージ1が生じています。
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上の写真は、ヒクイドリの火属性・物理・斬攻撃「ネイルクロー」に対して、下表のバフをかけた結果です。斬耐性バフが同一名称のVC「斬撃防御」のため、火属性・物理・斬攻撃に対する効果量が98.75%にとどまり、マリエルの被ダメージが2桁になっています。
キャラ スキル 効果 逓減後 マリエル オーロラフォース 全属性耐性+50% 50% サキ ヨトゥンエフェクト 全属性耐性+50% 25% イシス VC 全属性耐性+15% 3.75% トーム VC 斬耐性+20% 20% クート VC 斬耐性+20% - こちらは、斬耐性バフを1つにしたうえで、イシスVCの代わりにノマルの全属性耐性UPスキル(重複時比1.25%増)を加えた結果です。同じ攻撃に対する効果量が100%となり、ほぼ0ダメージを実現しています。
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耐性バフ効果
- 物理・斬攻撃の場合
生命の炎 物理耐性+30% ガーディアンソウル 物理耐性+20% 斬撃防御 斬耐性+20% 上記のバフを全て付与した場合
1.最も効果の大きい『生命の炎』は等倍で適用されます(+30%)【A】
2.【A】を『ガーディアンソウル』が20%強化します(+6%)【B】
3.【B】を『斬撃防御』が20%強化します(+1.2%)
合計で37.5%軽減となります。 - 火属性・魔法攻撃の場合
オーロラフォース 全属性耐性+50% エレメントウォール 全属性耐性+30% エレメントガード 全属性耐性+20% (アビリティ) 火属性耐性+20% 上記のバフを全て付与した場合
1.最も効果の大きな『オーロラフォース』は等倍で適用されます(+50%)【A】
2.【A】を『エレメントウォール』が30%強化します(+15%)【B】
3.【B】を『エレメントガード』が20%強化します(+3%)【C】
4.【C】を『アビリティ』が20%強化します(+0.6%)
合計で68.6%軽減されます。 - 火属性・物理・斬攻撃の場合
物理37.5%、属性68.8%と合わせて
105.3%軽減して、念願の0ダメージが実現します。
また物理耐性だけ100%以上でも、同じように0ダメージになります。
耐性バフを付与できる主なキャラクター
効果 主なキャラクター 全属性耐性50%UP マリエル 全属性耐性30%UP アナベル、シエル 全属性耐性20%UP (ノマル、ソイラ) 物理耐性70%UP【自身】 ソイラ 物理耐性30%UP ノマル、ビヴェット 物理耐性20%UP アナベル 火属性耐性50%UP マイティ 地属性耐性30%UP セヴェン 耐性デバフ効果
- 物理攻撃の場合
ウォッシュアウト 物理耐性-15% ウィンドカッター 物理耐性-15% 上記のデバフを全て付与した場合、物理耐性デバフの効果は
15%+2.2%(15%を15%強化した値)
この2つで17.2%のダメージ上昇が期待されます - 地属性・魔法攻撃の場合
エレメントブレイク 全属性耐性-20% ロックヴァイト 地属性耐性-30% ビーストサマー 地属性耐性-25% 上記のデバフを付与した場合、耐性デバフの効果は
30%+7.5%(30%を25%強化)+1.5%(7.5%を20%強化)となり
合計で、39%のダメージ上昇が期待されます - 地属性・物理攻撃の場合
物理17.2%、属性39%と合わせて
合計で、56.2%のダメージ上昇が期待されます~
耐性デバフを付与できる主なキャラクター
効果 主なキャラクター 全属性耐性20%DOWN ポム、ミーユ 全属性耐性15%DOWN プライ、クレルヴォ 水属性耐性25%DOWN デニー 水属性耐性20%DOWN フォラン 地属性耐性30%DOWN レイヴン 地属性耐性25%DOWN メイ、ディアドラ 物理耐性25%DOWN シオン 物理耐性20%DOWN ラクレア、ビヴェット 物理耐性15%DOWN マイティ、レレ、セヴェン 打耐性25%DOWN ロキド、リィカ、リンリー 斬耐性25%DOWN オトハ、キュカ、ミュロン
ベネディト、イオ突耐性25%DOWN コマチ、フォラン ステータスバフ、デバフ効果
ステータスバフを付与できる主なキャラクター
- 物理・斬攻撃の場合
- 無属性(全属性)の攻撃と属性耐性バフの関係
ここで注意を要するのは、次の2点です。
・無属性の魔法攻撃に対して、全属性耐性と強化属性耐性のいずれもが効果を発揮する
・無属性の物理攻撃に対して、全属性耐性も強化属性耐性も効果を発揮しない
さきほどの例2)を使うと、攻撃の種類が無属性・魔法攻撃の場合75%、無属性・物理・打攻撃の場合30%、軽減が見込まれます。詳しくは、こちらを参照してください。
- 腕力・知性デバフは、高難易度モンスターで効果が際立つ
腕力・知性の両バフは、腕力・知性のみを上昇させ、攻撃(物攻)・魔攻に影響しません。
攻略が進むと、敵のステータスがかなり高くなるため、デバフの効果が高まります。
味方の防御力上昇を見込んだバフよりも、敵の攻撃力低下をねらったデバフの方が、結果として現れる被ダメージ量を抑制することになります。
これは、ダメージ計算の仕組み(特性)によるもので、敵によっては、ダメージ減少量が2倍以上になってきます。
詳しくはステータス・ダメージについてを参照してください。
累積バフ・デバフ
スキルの説明文に累積の表記があるバフ・デバフについては、2回目(初の累積回)以降、記載%の半分が加算されます。
例3)アルド竜神斬の場合
スキル内容:斬耐性-20%(1ターン最高累積回数4)
1回目:斬耐性-20%
2回目:斬耐性-30%(1回目に10%加算)
3回目:斬耐性-40%(2回目に10%加算)
4回目:斬耐性-50%(3回目に10%加算)
治癒スキルの重複
前文で記載のとおり、治癒は、バフとしてではなく、良性の状態異常と整理しています。
重複の仕方も、バフとは違い逓減することなく、単純に加算されます。
詳しくはステータス・ダメージについてを参照してください。